乱数カラオケ

序文

カラオケに行ったことがない方は少ないと思います。
しかしその中には付き合いで仕方なく行っている方もいるでしょう。
もともと私もそうでした。
友人に連れられて知っている曲をひたすら探し、恥ずかしさを感じながら、しかし恥ずかしさを隠し悟られないようにしながら歌っていました。
私はその調子で通ううちに単純に歌うことが好きになっていったのですが、そうではない方もいるでしょうし、そうでないのに行かなければいけない方もいるでしょう。

今回ご紹介したいのはとりわけそんな方にお勧めのカラオケが好きになる方法です。
この記事を通してカラオケを別角度から楽しんでもらい、そこから普通のカラオケも楽しくなっていってほしいです。

乱数カラオケとは

ではさっそく「乱数カラオケ」とはどういったものか簡単に説明します。
とりあえず私が作ったWebアプリを適当に触ってみてください。そのあとに説明した方が恐らく理解が速いと思います。
…いかがですか?では以下で詳しく説明していきますね。

まず「乱数」とは幅を決めた数字の中で1つあるいは複数の数字をランダムに決めたもののことです。
ビンゴなどでよく使われる、1〜99などの数字の中から機械が無作為に一つの数字を選び出す方式といえば分かりやすいでしょう。
アナログ的に言えば1〜99のボールが入った箱から箱の中身を見ずにボールを取り出すことと言えます。

その乱数の発生装置を用意し、あ=1、い=2、う=3・・・のように数字を当てはめていきます。
そして乱数発生装置で数字を決め、出た数字に対応している文字が曲名の頭文字になっている曲の中から歌う、というものです。
一例を出すと、乱数発生装置で「11」を引いたので「さ」から始まる「さくらさくら」を歌う、という流れです。

ちなみに乱数発生装置と繰り返し出てきますが専用の機械を買わなければいけないなんてことはなく、無料アプリでいくつかあるのでダウンロードして使いやすいのを使ってください。
それか箱の中に数値をもつ物体を入れて実際に抽選箱を作り抽選することもできますが邪魔になりますし、いちいち作るのも面倒ですからアプリがお勧めです。
もちろん私が作ったWebアプリも是非使ってくださいね。

実際の乱数カラオケ

私が普段している「乱数カラオケ」は上記の内容だけではありません。
ある程度察しがついている方もいらっしゃると思いますが、さらにカラオケ機に生来備わっている採点機能を活用します。

採点機能というと歌が上手くない方はもちろん上手い方でも採点方式の違いによって点数が高く出ないことが多いので敬遠されている方は多いと思います。
しかし、ここ10年で採点機能はイノベーションを起こしました。
音程、リズム、抑揚、ビブラートの他にロングトーン、しゃくり、こぶし、ビブラートやロングトーンの綺麗さなどあらゆる面から採点し、人が聞いた時に上手いと感じる歌い方に高い点数がつけられるようになってきています。
さらにそれを結果画面として視覚化もしてくれます。
上手い方はこれまで評価されなかったところが評価され高い点数がとれますし、上手くない方はどこが悪いのかを目で見て直していけるので上達もします。

さてその採点機能をどう活用するか。
これは簡単な話です。乱数で決められた頭文字から始まる歌を歌いあって出した点数を競い合う
これだけです。
文にするとなんだそれだけかと思うかもしれません。
しかし、やってみると意外に白熱します。
やっていくうちに色々なローカルルールが出来てくると思いますが、それも楽しみの1つです。
以下に私が普段しているベーシックなルールを載せておきますのでとりあえずやってみたい方はご参考にしてください。

乱数カラオケルール(1対1の場合)

  1. 乱数の設定を1〜47にし、あ〜んまでを当てはめる。
  2. 「47」はフリー。フリーとはどの曲でも歌える状態のことである。
  3. 旧仮名遣いの「ゐ」と「ゑ」の「37」と「39」はフリーである。
  4. 英語の曲名や数字の曲名、その他特殊な読み方の曲名はカラオケ機に採用されている読みに遵守する。
  5. 互いに乱数を引き、低い数値の人からその数値の頭文字の歌を歌う。
  6. 小数第ニ位以下切り捨てで点数を出し、より高い点数の者が1ポイントを得る。
  7. 同じ点だった場合、互いに乱数を引き高い数値を出した方が1ポイントを得る。
  8. ルール5から7を繰り返し、任意のポイント数に先に到達した方の勝利とする。
以上がベーシックな1対1のルールです。
大まかな流れですので質問があればコメント欄にお願いします。
この他にもアレンジが山ほどありますので別記事で箇条書きにして、この記事と紐付けておきます。

最後に

カラオケは楽しむための娯楽です。
本当に行きたくないのに行く必要はないし、それを強要する側が悪いのです。
ですから無理矢理好きになろうとしてこの記事を読まれた方がいらっしゃるなら、無理に好きになる必要はないと断言しておきます。
好きになろうとしている方がいるならその一助に、という思いで書いたまでです。
序文で言及した「仕方なく行っている方」というのは嫌いと言うほどではないにしても行っても特に楽しめない方を想定しています。
この記事を見てカラオケをしたくなった、あるいはカラオケに行ったという方が出てきてくだされば嬉しいです。

ちなみにもともと好きな方にはもしかしたら不評かもしれません。

※この記事は2019年6月25日にnoteで書いたもののリライトです

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